短期間の補充捜査、手探りの立証に 明石歩道橋事故 (産経新聞)
神戸第2検察審査会による起訴議決を受け、指定弁護士は全国初となる強制起訴へとこぎつけた。しかし、神戸地検が4度にわたって不起訴と結論づけた事案である上、短期間に十分な補充捜査を行えたとは言い難く、公判での有罪立証へ向けてさらなる困難も予想される。
指定弁護士は今月15日、榊和晄被告を任意で事情聴取した。だが、聴取そのものは3時間ほどで終わったものの、被告が調書へのサインを終えたのは出頭から10時間余りがたった深夜。「不慣れだった」という調書の作成に時間がかかったためだ。
主任を務める安原浩弁護士は刑事裁判の経験が長い元判事だが、当然ながら捜査の現場に携わった経験があるわけではない。他の2人の指定弁護士も同様だ。
まずは早期の起訴を優先したため、以前から要望を受けていた遺族への聴取も起訴後に行うことになるなど、積み残した補充捜査も少なくない。弁護側への証拠開示に3カ月の猶予を求める意向を示したことからは、地検から引き継いだ段ボール19箱に及ぶ証拠の精査が、現段階では十分ではないこともうかがわせる。
今後は公判に向けて冒頭陳述や論告の作成、さらには被害者参加制度への対応を行っていかねばならない。もちろん、事故の予見可能性や注意義務違反など課せられた立証のハードルも低くはない。
【関連記事】
・ 次席検事「必要な協力を行う」 明石歩道橋事故で元副署長を強制起訴
・ 検察官役弁護士「有罪を確信」 明石歩道橋事故で元副署長強制起訴
・ 強制起訴、有罪立証へ 明石歩道橋事故“急造検察官”困難な道
・ JR脱線、立証へ高いハードル 「市民感覚」過剰制裁の危険性も
・ 「正義って何ですか?」「本当に汚い」…永ちゃんvsものまね芸人の仁義なきバトル
・ 児童虐待防止法施行から今年で10年。なぜ、わが子を傷つけるのか…
・ 問題多い民主党の公務員改革(産経新聞)
・ 石原都知事「与党党首に帰化人」 福島氏が否定 発言撤回要求(産経新聞)
・ 検察、弁護側同意なしの証拠を誤って朗読(読売新聞)
・ 政治とカネも普天間も、首相「心配ご無用」(読売新聞)
・ <雑記帳>まずはギネス制覇 巨大ユニホームでW杯勝利祈願(毎日新聞)
指定弁護士は今月15日、榊和晄被告を任意で事情聴取した。だが、聴取そのものは3時間ほどで終わったものの、被告が調書へのサインを終えたのは出頭から10時間余りがたった深夜。「不慣れだった」という調書の作成に時間がかかったためだ。
主任を務める安原浩弁護士は刑事裁判の経験が長い元判事だが、当然ながら捜査の現場に携わった経験があるわけではない。他の2人の指定弁護士も同様だ。
まずは早期の起訴を優先したため、以前から要望を受けていた遺族への聴取も起訴後に行うことになるなど、積み残した補充捜査も少なくない。弁護側への証拠開示に3カ月の猶予を求める意向を示したことからは、地検から引き継いだ段ボール19箱に及ぶ証拠の精査が、現段階では十分ではないこともうかがわせる。
今後は公判に向けて冒頭陳述や論告の作成、さらには被害者参加制度への対応を行っていかねばならない。もちろん、事故の予見可能性や注意義務違反など課せられた立証のハードルも低くはない。
【関連記事】
・ 次席検事「必要な協力を行う」 明石歩道橋事故で元副署長を強制起訴
・ 検察官役弁護士「有罪を確信」 明石歩道橋事故で元副署長強制起訴
・ 強制起訴、有罪立証へ 明石歩道橋事故“急造検察官”困難な道
・ JR脱線、立証へ高いハードル 「市民感覚」過剰制裁の危険性も
・ 「正義って何ですか?」「本当に汚い」…永ちゃんvsものまね芸人の仁義なきバトル
・ 児童虐待防止法施行から今年で10年。なぜ、わが子を傷つけるのか…
・ 問題多い民主党の公務員改革(産経新聞)
・ 石原都知事「与党党首に帰化人」 福島氏が否定 発言撤回要求(産経新聞)
・ 検察、弁護側同意なしの証拠を誤って朗読(読売新聞)
・ 政治とカネも普天間も、首相「心配ご無用」(読売新聞)
・ <雑記帳>まずはギネス制覇 巨大ユニホームでW杯勝利祈願(毎日新聞)
2010-04-24 19:34
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(1)
コメント 0